米ボイジャー創立
Macintosh PowerBook 100発売
持ち運びができるMacintoshであるPowerBook 100の発売。パソコンで読む本であるExpanded Book開発の契機に。
Expanded Book(米ボイジャー)
米ボイジャーによるExpanded Bookの発売。写真はボイジャーのサンタモニカオフィス。
ボイジャー・ジャパン創立
日本語版エキスパンドブック
米ボイジャーのExpanded Bookを日本語化した日本語版エキスパンドブック発売。この時点ではMac版のみ、ハイパーカードを使った横書きのソフトウェアでした。
どこかで必ずあなたの本を待つ人がいる(Romancerいろいろ情報)
タルホ・フューチュリカ(稲垣足穂)
できたばかりの日本語版エキスパンドブックで作られたデジタル出版。モノクロ、横書きです。デザイン:永原康史(多摩美術大学)
タルホ・フューチュリカ
A Hard Day's Night
世に出たのはほんの2年間、それ以降は市場からは消えた幻のデジタル出版。
幻のデジタル出版(Romancerいろいろ情報)
The Complete OZU~小津安二郎の世界~
小津安二郎の映画を収録したエキスパンドブック。当時のPCのスペックを考え、映像はコマで更生されています。(製作・東芝EMI)
小津安二郎『秋刀魚の味』(エキスパンドブック版)バーのカウンター
小津安二郎『東京物語』(エキスパンドブック版)ラストシーン
The World Wide Web Consortium(W3C)設立
書を捨てよ、町へ出よう(寺山修司)
60〜70年代にかけて文学・アングラ演劇(演劇実験室「天井桟敷」)・実験映画・歌謡・アートなど様々な表現分野で才気あふれる活動を繰り広げ、1983年に47歳の若さで世を去った詩人・寺山修司の多彩な作品群を1枚のCD-ROM上に再構成したエキスパンドブックです。
書を捨てよ、町へ出よう
パソコン創世記(富田倫生)
富田倫生さんの著書をエキスパンドブック化。エキスパンドブック・ツールキットⅡで最初に作られた電子本です。ボイジャーを取材したフリー記者、それが富田倫生さんでした。彼はその後、青空文庫呼びかけ人となりました。
パソコン創世記
エキスパンドブック・ツールキットⅡ
米ボイジャーのExpanded Bookの日本語化ではなく、完全にボイジャー・ジャパン独自に開発した日本語のためのデジタル出版ツールです。このツールの開発と並行して「パソコン創世記」の制作も行われました。YouTubeの映像は、このエキスパンドブック・ツールキットⅡのバージョンアップ版(v1.5)の紹介です。
追憶 エキスパンドブック
エキスパンドブック ツールキットII VER.1.5
Dazzeloids(CD-ROM版)
後年「パラッパラッパー」(PlayStation向けゲームタイトル)やPUFFYのジャケットデザインなどで名を馳せるイラストレイター、ロドニー・アラン・グリーンブラッドのマルチメディアCD-ROM。日本語化演出:小池利明デジタルワーク:翡翠
Dazzeloids
I Photograph to Remember(CD-ROM版)
写真家のペドロ・メイヤーが思い出のために残した両親の晩年の写真と音楽、ペドロ自身のナレーション(日本語部分は吹き替え)からなるスライドショー。日本語化演出:小池利明デジタルワーク:翡翠
I Photograph to Remember
Amazon.com、オンライン書店サービス開始
新潮文庫の100冊(CD-ROM版)
新潮社のキャンペーン、『新潮文庫の100冊』を電子本化したコレクションCD-ROM。書籍と同じ字体を表示するためのフォント(DNP秀英明朝体)が搭載されました。秀英明朝体は、その後のボイジャーの電子出版ツールにかかせないものとなりました。秀英明朝体については以下もご覧ください。
秀英体で より「本」らしく
ヒロシマ・ナガサキのまえに(CD-ROM版)
ジョン・エルス監督のドキュメンタリー映画『The Day After Trinity: J. Robert Oppenheimer and the Atomic Bomb』を元に、歴史資料としての文書、写真、原爆開発に関わった科学者たちのインタビューから構成されたCD-ROM。映像部分を除いて再編したEPUB版「ヒロシマ・ナガサキのまえにーオッペンハイマーと原子爆弾ー」も理想書店にて販売中。
ヒロシマ・ナガサキのまえにーオッペンハイマーと原子爆弾ー(EPUB版)
The Day After Trinity
米ボイジャー、三社分割
エキスパンドブック v1.6 / ネット・エキスパンドブック
エキスパンドブック・ツールキットは電子出版のためにツールとして開発され、それを用いて作成された電子本=エキスパンドブック(EBK)を読みためのブック・ブラウザは無料で公開されました。このブック・ブラウザを使って、当時広がりを見せていたWebページを縦書きで読むためのツールがネット・エキスパンドブックです。
NetExpandedBook Project(Wayback Machine)
理想書店
ボイジャーの理想を掲げたオンラインショップ初代「理想書店」。CD-ROMの通信販売を行っていました。
新潮美術ROM「フェルメール」
新潮美術ROMシリーズを、新潮社とボイジャーで共同出版開始しました。「フェルメール」の他「レンブラント」「ファン・エイク」も発売されています。
季刊・本とコンピュータ
大日本印刷のスポンサードで創刊された季刊誌。津野海太郎氏を編集長に、松田哲夫氏、平野甲賀氏、そして弊社の萩野正昭も参加しました。その後の出版について、多くの提言を試みた雑誌です。
「本とコンピュータ」関連書籍が続々と刊行(マガジン航)
青空文庫インターネット公開
インターネット上の電子図書館として知られている青空文庫がこの日公開されました。当初は青空文庫のサーバはボイジャー社内(キッチンの裏)にありました。当時のURLも、http://www.voyager.co.jp/aozora/ でした。収録電子本の形式にもエキスパンドブック(EBK)が採用され、EBK以外のHTML形式であっても、ネット・エキスパンドブックを使って縦書きで読むことが出来ました。
青空文庫 800人のボランティアと一万冊の電子書籍
DiVO
デジタローグ(DIGITALOGUE)とボイジャー(VOYAGER)が手を組んでスタートしたネットショップ。デジタローグ、ボイジャーの商品だけでなく、広くマルチメディア・タイトル、フォントなどのデジタル製品を扱っていました。
新潮美術ROM「ブリューゲル」
「新潮美術ROM」シリーズ第4作「ブリューゲル」を新潮社と共同出版。拡大すると細部まで楽しめる作りになっています。この当時のパソコンでは「同時256色」という制限もありました。
新潮社・ボイジャー共同出版による『新潮美術ROM』シリーズ第4作「ブリューゲル」 5月21日発売(Wayback Machine)
T-Time 1.0
Hi-Fiテキストリーダーとして誕生したT-Time 1.0。ただひたすらに、テキスト/HTMLを縦書きで読むためのものでした。エキスパンドブック・ツールキットが電子出版の向けのツールとして、そのエキスパンドブックを読むために無料で配布されたブック・ブラウザーが、ネット・エキスパンドブックとしてテキストリーダーとして活用されつつある一方、ディスプレイサイズはどんどん大きくなり、最大でも640x480ピクセル固定のブック・ブラウザーでは、力不足になってきていました。そこに誕生したT-Timeは、ウィンドウサイズも可変、文字サイズの拡大も、縦書き横書き切り替えも自由自在のリーダーとして世に出たのです。「T-Time インターネット縦書き読書術」というソフト付き書籍という形態で、書店流通を試みました。
『T-Time』インターネット<縦書き>読書術
T-Time Lite
T-Timeの体験版として、T-Time Liteのダウンロードが開始されました。閲覧できるファイルが付属のT-Time専用形式(TTZファイル)のファイルに制限されていました。このT-Time専用形式が次の電子本フォーマットになっていきます。
売れ行き好調につき、ボイジャー社では拡販に向けて1998年8月6日より、体験版ダウンロード配布開始(Wayback Machine)
Google設立
T-Time出版センター
T-Time Lite(無料版T-Time)で閲覧できる専用電子本形式「TTZファイル」の作成サービスを開始しました。
フリーウェア『T-Time Lite』で表示できる専用ファイル「TTZファイル」の作成サービス開始(Wayback Machine)
Open eBook Forum設立
International Digital Publishing Forum(IDPF)の前身、Open eBook Forumが設立。
ジャマイカ飛び
作家・山川健一さんによるジャマイカ関連作品全作を収めた、T-Timeによる初の本、by T-Timeシリーズ『ジャマイカ飛び』。CD-ROMとして一般書店での販売も行いました。
by T-Time シリーズ 第1弾「ジャマイカ飛び/山川健一」
T-Time 2.0
1998年に誕生したT-Time 1.0は、その翌年に2.0にバージョンアップします。PDFやエキスパンドブック形式への対応、ルビ表示、縦中横などの機能が追加されました。
『T-Time ver.2.0』新バージョン、7月10日発売(Wayback Machine)
T-Timeパブリッシャーズ・キット Ver.2.0
T-Time 2.0のTTZという電子本形式を、個人でも作成できるようにしたのが、このT-Timeパブリッシャーズ・キットです。このパブリッシャーズキットを買わなくてもT-Time出版センターで1ファイルあたり500円でTTZファイル作成サービスを利用できました。
『T-Time パブリッシャーズ・キットver.2.0』(Wayback Machine)
オキナワなんでも事典
新潮社より出版されていた「オキナワなんでも事典」(池澤夏樹編)を底本としながらも、大量の書き下ろし、映像、音声も収録したマルチメディアCD-ROM。T-Time 2.0のTTZ形式を使い、さらにDNP秀英明朝体をベースに専用の文字を追加した「インパラ明朝」も搭載していました。
『オキナワなんでも事典(編集代表・池澤夏樹)』発売(Wayback Machine)
オキナワなんでも事典(インパラ)
ドットブック/たて書き・立ち読みシステム
T-Timeの新しい電子本形式としてドットブック(.book)が誕生、Webブラウザのプラグイン(T-TimePlug)を使って立ち読みを可能にしました。立ち読みだけでなくWeb連載にも採用されました。
ボイジャー、『ドットブック/たて書き・立ち読みシステム』の販売を開始(Wayback Machine)
電子文庫パブリ
文庫8社(角川書店、講談社、集英社、新潮社、文藝春秋、徳間書店、中央公論新社、光文社)による電子書籍ダウンロード販売サイト、電子文庫パブリがスタート。内5社(角川書店、講談社、集英社、新潮社、文藝春秋)でボイジャーのドットブックが採用されました。
理想書店(ドットブック/たて書き・立ち読みシステム)
立ち読みできるオンライン書店「理想書店」がオープンしました。Wayback Machine(Internet Archive)に今も保存されている理想書店のトップページには、湯浅俊彦氏(追手門大学教授/図書館長)の『デジタル時代の出版メディア』や茶屋二郎氏の『遠く永い夢』もあります。それらの本は、現在の理想書店でも販売しています。
理想書店(Wayback Machine)
デジタル時代の出版メディア(湯浅俊彦)
遠く永い夢(茶屋二郎)
AMDアワード「ドットブック/たて書き・立ち読みシステム」総務大臣賞受賞
前年のドットブック/たて書き・立ち読みシステムが、AMDアワード総務大臣賞を受賞しました。その表彰式の映像がご覧いただけます。
第6回 AMD アワード '00 授賞式映像
シャープ、ザウルス(PDA)にブンコ・ビューワ(XMDF)搭載
T-Time for PDA ver.3.0
今のスマートフォンの前身とも言えるPDAが各社からリリースされはじめたのがこの年です。PDAのコンセプトは1992年に当時のアップルのCEOジョン・スカリーが提示し、1993〜1998年にNewtonという端末として発売されていたものの普及せず、Handheld PC(Windows CE)を経てPocket PCとして発売が開始されました。そのPocket PC向けのT-Timeとして開発されたのがT-Time for PDA ver.3.0です。このver.3.0というのは、T-Time 2.0の次のバージョンを表しています。
2001年のボイジャートップページ(Wayback Machine)
PDABOOK.JP
ポケットの中のブックストアPDABOOK.JPがオープンしました。電子文庫パブリのPDA版です。参加出版社のいくつかでドットブック/T-Time for PDA ver.3.0が採用されました。PDAとして先行していたのはシャープのザウルスで、ザウルスではブンコ・ビューワ(XMDF)というリーダーを搭載していました。2000年代は、ボイジャーのドットブックとシャープのXMDFがいわゆる電子書籍のデファクトスタンダードとして利用されることになります。
T-Break(Palm OS対応/アーキタンプと提携)
この頃のPDA事情はマイクロソフトのPocketPCというOS(Windows CE)を搭載した機種だけでなく、Palm OSを搭載したPalmPilotあるいはCLIE(ソニー)はそれ以上に人気でした。ボイジャーだけではPalm OS版のT-Timeを用意することが難しかったため、その分野で先行していたアーキタンプと提携し、ドットブックをアーキタンプが開発したPooKというリーダーで読めるように変換するT-Breakを7月より無償配布しました。
ボイジャー、アーキタンプと提携(Wayback Machine)
戦後マスコミ回遊記(柴田秀利)
1982年11月から1985年10月まで「新聞之新聞」に連載された"メディア回遊記"と、中央公論社から刊行された"戦後マスコミ回遊記"を元に編集された本です。電子本(ドットブック)と紙の本の両方で刊行されました。同年4月に開催された東京国際ブックフェアにて、ノンフィクション作家の佐野眞一さんにこの本について語ってもらいました。また電子本として、現・理想書店でも発売中です。
ノンフィクション作家佐野眞一さん、柴田秀利を語る(Wayback Machine)
週刊ドットブック(ZDNet)連載開始
ZDNetにて、週刊ドットブックの連載がスタートしました。全20回(〜10.11)
ドットブック版「新世紀へようこそ」(池澤夏樹)
作家の池澤夏樹氏が2001年9月11日の事件をきっかけに配信をはじめたメール・コラムをまとめてドットブックとして刊行された電子本です。
秋田のことば(無明舎出版)
編集、秋田県教育委員会、発行・制作、無明舎出版によるマルチメディアCD-ROM。本体はマクロメディア・ディレクターというオーサリングツールで制作され、その中の読み物部分にドットブックが使われています。
KDDI/auにて3.5GのCDMA 1X WIN発売/ケータイコミック誕生
CDMA 1X WINは、携帯電話で初めてパケット定額制を導入したサービス。このサービス開始とともにビットウェイが携帯電話へのコミック配信を開始。
ΣBook(東芝版) / T-Time Σ
パナソニックのOEMによるΣBookが東芝から発売されることになり、そこに搭載されるリーダーとしてT-Time(T-TimeΣ)が採用されました。しかし実際にリリースされたという資料が見当たりません。2004年東京国際ブックフェアでは、東芝もボイジャーと共同出展し、そこで参考出品としてΣBookとSD-Bookをお披露目しています。東芝撤退後はT-TimeΣは本家パナソニックのΣBookへと継承されました。
T-Time のもとに 2004 東京国際ブックフェアに共同出展
電子書籍端末今昔:パナソニック&東芝編、両社が出していたΣbook
azur(アジュール)
青空文庫の収録作品を、簡単に読みやすく表示するビュワーとしてazur(aozora unique reader)を開発しました。開発にあたっては青空文庫より仕様策定の助言をいただきました。
青空文庫のビュワー azur(アジュール)
Open eBook ForumがInternational Digital Publishing Forum(IDPF)に改組
Google Print開始
Googleのブック検索スタート。最初はGoogle Printという名称、のち、Google Book Search(ブック検索)、Google Booksへとサービス名称変更。
T-Time 5.5 書き出し対応
T-Timeで表示した電子本を、連番画像として書き出すことにより、今そこにある液晶デバイスを「本」にすることを可能にしました。
T-Time 多種多様な液晶デバイスへ書き出し可能へ
T-Time 5 ロービジョン対応
T-Timeの標準機能として、400%の文字サイズ拡大、太字、輝度反転、拡大鏡など視覚障碍者(ロービジョン)対応の拡充を実現しました。
T-Time視覚障碍者(ロービジョン)対応版 2月1日公開
ドットプレス
T-Time / ドットブックを理想した電子出版サービス、ドットプレスがスタートしました。ドットブックだけでなくオンデマンド印刷にも対応していました。
T-Time読み上げ対応
T-Timeのロービジョン対応を強化し、アルファシステムズの電子音声読み上げソフト「電子かたりべ」と組み合わせることで、ドットブックの音声読み上げを実現しました。
BookSurfing(ブックサーフィン)
セルシス、インフォシティ、ボイジャーの3社が提携し、携帯電話向け総合電子書籍ビューア『BookSurfing』の提供を開始しました。
『BookSurfing』の提供開始
ワーズギア / T-Time for WordsGear
パナソニックシステムソリューションズよりΣBookの後継機種となる新・読書端末ワーズギアが発売、リーダーとしてはT-Timeが採用され、ドットブックを読むことができました。この顛末は『電子書籍奮戦記』(萩野正昭)の「ハードに翻弄される」という章でも触れられています。
新・読書端末「Words Gear」(ワーズギア)を開発
『電子書籍奮戦記』(萩野正昭)
AMDアワード「BookSurfing」Best Platform Producer賞受賞
前年提供を開始したBookSurfingが、AMWアワードのベストプラットフォームプロデューサー賞を受賞しました。
第12回 AMD Award '06
小説キッチン
ケータイ小説サイト「小説キッチン」をオープン。片岡義男さんの短編「いなくなりたい」も掲載させていただきました。「いなくなりたい」は片岡義男.comでも読むことができます。
携帯投稿に年齢はない! 「小説キッチン」に集う中高年
EPUBの最初のバージョン
IDPFがEPUBの最初のバージョン(EPUB 2.0)をリリース。
Kindle発売開始
米国でKindle1発売開始。
T-Time Crochet
Crochetとは、「かぎ針編み」という手芸の針から連想。ネットという「網」から必要な情報を引き出す手法でした。電子コミックに適したWebブラウザ用のプラグイン。講談社コミックプラスなどで採用されました。実現はしなかったが、提案されたビデオが残っています。大部なマンガを自由に見る方法が考えられていたことがわかります。(『沈黙の艦隊』 ©かわぐちかいじ/講談社)
T-Time Crochet Demo
クゥの映画缶
アニメーション映画『河童のクゥと夏休み』(原作:木暮正夫、制作:シンエイ動画、配給:松竹)の監督:原恵一のインタビューをもとに、この映画の背景にあるメイキングを徹底して表現しようとしました。どのように取り組んだのかは、今に残る映像の断片から類推することができるでしょう。
クゥの映画缶 Powerd by T-Time Crochet
Webで見る映画の本質『河童のクゥと夏休み』はどう作られたか?
iPhone 3G発売
AppleのiPhone 3Gが、北米、ヨーロッパ、オーストラリア、日本、香港など22地域で発売。
T-Time touch
iPhone向けT-TimeであるT-Time touchを導入しました。対応した講談社コミック作品がApple App Storeで販売開始となりました。
ドットブックのマイブック(スクリーンリーダー)対応
T-Timeの専用フォーマットであるドットブック(.book)を、高知システム開発が提供する読み上げ読書システム「マイブック」で読み上げ可能としました。
電子書籍フォーマット「ドットブック」が読み上げソフトへの対応を強化
MyBook
iPhone版クーリエ・ジャポン
T-Time touch(iPhone向けT-Time)を雑誌向けに改良し、『クーリエ・ジャポン』のiPhone/iPod touch版配信に対応しました。
COURRiER Japon
『クーリエ・ジャポン』for iPhoneリリース(Wayback Machine)
デラシネ -わたくしの昭和史- (栗山富郎)
昭和の映画界を支えたプロデューサー栗山富郎氏による幾多の映画人との交流・秘話を満載したノンフィクション。
電子本『デラシネ -わたくしの昭和史-』
デラシネ
デラシネ -わたくしの昭和史-
iPhone版理想書店
ボイジャーの運営するオンライン書店がiPhoneにも対応しました。
ボイジャー『理想書店』iPhone用作品のラインナップを充実(Wayback Machine)
マガジン航
Webマガジン「マガジン航」公開開始。2015年3月まではボイジャーのサーバであるhttp://www.dotbook.jp/magazine-k/にて運用、その後独立しました。
マガジン航 Webに公開
マガジン航(現行サイト)
講談社ノンフィクション雑誌G2のiPhone配信
講談社の『月刊現代』の後継誌として相関した雑誌『G2』のiPhoneアプリ配信を開始しました。
日本電子書籍出版社協会(電書協)設立
電子文庫パブリを運営する電子文庫出版社会を母体とし、小学館・集英社など大手出版社21社が参加して「日本電子書籍出版社協会」を設立。
EPUB 3.0 Final Specification
電子書籍の世界標準フォーマットであるEPUBが、縦書きその他日本語の書籍の出版にも適したEPUB 3として仕様策定されました。
EPUB 3.0 | International Digital Publishing Forum
BinB|BinB store|シナリオ準備稿 虎 虎 虎(黒澤明/小國英雄/菊島隆三)
必要なのはWebブラウザーだけ。Books in Browsers方式による新しい読書システム「BinB(ビーインビー)」、それを導入した新書店「BinB store」がオープンしました。その書店で「シナリオ準備稿 虎 虎 虎」(黒澤明/小國英雄/菊島隆三)の無償公開も。
ボイジャー新読書システム「BinB」記者発表会
Yahoo!ブックストアでBinB採用
Yahoo!ブックストアで、対応する電子書籍ビューワーとしてBinBが追加されました。
『BinBシステム導入事例 Yahoo!ブックストアの場合』
IDPF EPUB 3コンファレンス
2010年に仕様が策定されたEPUB 3のコンファレンス。レファレンス実装として開発されたReadiumや、日本企業による採用事例などが紹介されました。
IDPF EPUB3コンファレンス TOKYO
楽天Kobo発売 / 楽天koboイーブックストア
電子書籍リーダー「Kobo Touch」の発売、と同時に楽天koboイーブックストアがオープン。日本で初めてEPUB 3での電子書籍販売。
Kindle日本上陸
Amazonの、日本版のKindle Storeがオープン。
集英社のデジタル試し読みでBinB採用
集英社のウルトラジャンプの試し読みにBinBが採用されました
時間と場所に連動した、デジタルコミックスのウェブブラウザ・リーディング
マニフェスト 本の未来(ヒュー・マクガイア/ブライアン・オレアリ他)
O'Reilly Mediaの『Book: A Futurist's Manifesto』の日本語版『マニフェスト 本の未来』を販売開始。
『マニフェスト 本の未来』ヒュー・マクガイアver.
『マニフェスト 本の未来』ブライアン・オレアリver.
電子図書館TRC-DLでBinB採用
図書館流通センターが展開している電子図書館サービスTRC-DLでBinBが採用されました。
大切なことはぜんぶ電子図書館が教えてくれた
Romancer(β版)公開
自分自身の出版のためのWebサービス、Romancerがスタートしました。
電子本らしく、潔く ボイジャーの読書システムBinB、制作システムRomancerの利点
池澤夏樹×ボイジャー 電子出版プロジェクト
作家・池澤夏樹が電子出版を本格スタートしました。『クジラが見る夢』『静かな大地』を皮切りに、以降続々と発売。入手が難しかった作品も、電子本としてよみがえります。このプロジェクトでは同日公開となったRomancerで制作が進められました。
ぼくらの時代の本(クレイグ・モド)
FlipboardやSmartNewsのデザインを手がけ、出版スタートアップのアドバイザーとしても活躍するクレイグ・モド氏の、本のあり方、読書のあり方、出版のあり方の進化を見てきたエッセイを集めた本です。
『ぼくらの時代の本』トークイベント
改正著作権法
改正著作権法により、二号出版権(電子出版権)が設定可能に。
本で床は抜けるのか(西牟田靖)
マガジン航での連載から誕生した『本で床は抜けるのか』が発売となりました。
Web連載からやっとヒットの本が出た! 西牟田靖『本で床は抜けるのか』
Romancer業務用プラン開始
Romancerに、業務で利用される機能を追加し、業務用プランがスタートしました。
片岡義男全著作電子化計画
現在も片岡義男.comとして継続中の片岡義男電子化計画がスタートしました。2015年7月4日東京国際ブックフェア、片岡義男さんの貴重な講演です。
スローなデジにしてくれ
ツール・オブ・チェンジ
『マニフェスト 本の未来』に続く、O'Reilly Media×ボイジャー第2弾『ツール・オブ・チェンジ』が発売となりました。
理想書店にて発売中
木で軍艦をつくった男(近藤司/萩野正昭)
映画『トラ・トラ・トラ』オープンセットの物語。木で軍艦をつくる虚構に情熱を燃やした男、近藤司が語る実録です。
障害者差別解消法施行
Romancer音声読み上げ対応
Romancer、理想書店、片岡義男.comで、音声読み上げに対応しました。
音声読み上げ対応 Romancerでお試しください
その船にのって(小豆島マガジン)
平野甲賀さん、平野公子さんが中心となって進められた、小豆島をテーマとしたWebマガジン「その船にのって」がスタートしました。電子本制作と配信にはRomancerが使用されました。
その船にのって デジタルだから故郷を発信できる
電子図書館サービス「LibrariE(ライブラリエ)」音声読み上げ対応
ボイジャーの開発したBinBの音声読み上げ機能が、大日本印刷と日本ユニシスが開発したクラウド型電子図書館サービスとして、電子図書館サービス「LibrariE(ライブラリエ)」へライセンス提供されました。
大日本印刷、日本ユニシス、ボイジャー 読み上げ機能付きクラウド型電子図書館サービスを日本電子図書館サービスへ提供
マンガonウェブボイジャー店
漫画家・佐藤秀峰さんがはじめた電子書籍取次事業「電書バト」の作品を、ボイジャーの直営書店でも取扱を開始しました。佐藤秀峰さんは、前年の東京国際ブックフェアでボイジャーのブースにて、電書バトについて話していただきました。
マンガ作家としてデジタルを真剣に考えた
理想書店リニューアル
オンライン通販サイトであった初代から、立ち読みに対応した第二代、iPhoneに対応した第三代を経て、第四代となる理想書店(現行)リニューアルです。
ベストセラーはもういらない(秦隆司)
返本ゼロの出版社「ORブックス」のジョン・オークスを、秦隆司氏が4年に渡り取材し一冊の本にまとめました。そのジョン・オークス氏の来日記念講演も開催されました。
ジョン・オークス来日講演「生き残るための出版マネージメントとは?」
これからの本の話をしよう(萩野正昭)晶文社
数々の画期的な出版プロジェクトに取り組む株式会社ボイジャー創業者である著者が、25年にわたる歩みを振り返りつつ、本と出版の未来について語る本。
『これからの本の話をしよう』どうしてこれを書いたのか?
読書バリアフリー法施行
Romancerクラスルーム
Romancerは、学校でも創作授業やレポートなどで使用されていました。しかし、いきなり世界に対して出版してしまうのは、中高生にはまだ早い。まず授業で共有するという指導に特化した形態の「Romancerクラスルーム」を新たに導入しました。2022年6月現在、5校で利用されています。動画は追手門学院大学での使用事例です。
電子図書の制作事例紹介―Romancerを使う(追手門学院大学)
ネット社会を生きる10ヵ条(ダグラス・ラシュコフ)
ネット社会の恐ろしい落とし穴、歴史、誤認、失敗、苦悩……そして常にそこにある人間性をもって向き合わねばならない希望について、手を差しのべる、小さな、フレンドリーな、とても大きな実用的メッセージ。
片岡義男.comリニューアル
2015年から継続している片岡義男全著作電子化計画、そのWebサイトが会員向け読み放題サービスとしてリニューアルしました。
片岡義男.com
電子書籍2020 本の在り方は変化する(萩野正昭)ICE新書
冊子という塀を越えて本と本とが情報を通して結びつく。一冊の閉じられた世界から、WWWの繋がりの世界へ。電子書籍は「あたらしい本」になる。出版の未来を示す提言。
なかったことにしたくない(落合早苗)
100万作品におよぶ電子書籍のメタデータのデータベースをビジネス化した株式会社hon.jp。その起業から解散まで、すべてにかかわった著者・落合早苗の記録
チームヒューマン(ダグラス・ラシュコフ)
デジタル時代のテクノロジーとして人間を繋ぐために生み出された力が、どのようにして分断と抑圧に変わっていったか……人間性を育む社会を作り直すように私たちに呼びかける100の警告
NRエディター(β版)公開
Romancerで、だれでもすぐに作れる、デジタル出版専用のWebエディタを用意しました。
新しい時代のWeb出版ツール 公開へ!
読みホプラン開始
リニューアルされた片岡義男.comの読み放題システムをベースとして、読みホプランがスタートしました。
読みホプラン
ベースボール・マガジン社で読みホプラン採用
読みホプランの最初の導入事例です。
週刊ベースボール デジ放題
ボイジャー・ジャパン30年目へ
1992年10月26日に創立したボイジャー・ジャパンは、この日、30年目を迎えました。
電子出版とは何かを問い続けて(萩野正昭)
ボイジャー・ジャパン創立から30年。デジタル出版一筋に、無我夢中で、どうしてこの様な活動を行ってきたのか?振り返り、過去の記録を辿ってみると、今だからこそわかる当時の気持ち。
Romancerは前に進みます。
2021年6月にベータ版として無料公開したNRエディターも、新機能を装備し、新しい段階に進みます。みなさまの出版活動にぜひご活用ください。
今年の秋、ロマンサーは大きくリニューアルします
ABSC準備会レポートの電子配信開始
ABSC準備会が発行する「ABSC準備会レポート(創刊号)」の電子配信が始まりました。配信にはRomancerを使っています。
読書バリアフリー法を知ってますか?出版業界で対応がはじまります
EPUB 3.3 Recommendation
IDPFとW3C統合後のEPUBの最初のバージョンとなる、EPUB 3.3、EPUB 3.3 Reading Systems、EPUB Accessibility 1.1がRecommendation(勧告)となりました。
EPUB 3.3がW3C勧告に
デジタル生存競争(ダグラス・ラシュコフ)
どうして「彼ら」は火星に移住しようと言うのか?なんで「彼ら」は自分だけの島を買っているのか?なぜ〝地下帝国〟のような防空壕を掘り下げているのか?圧倒的多数な私たち人間から離れて、自分たちだけ生き延びようと思うほど、この世界を荒廃させ、すべて奪い取った張本人。デジタルを舞台に、彼らがやり尽くしたその方法、手段、考え方について、ダグラス・ラシュコフは熱く語ります。そして訴えます——利己的な世界を超えて、コミュニティ、人間の相互扶助を取り戻せ、と。この本を読み、今の自分と照らし合わせてみてください。
理想書店 特設ページ
国語の授業、最前線!(大塚 葉)
電子書籍作成はなぜデジタル教育に向いているのか?追手門学院大学国際教養学部教授 湯浅俊彦氏/公立大学法人都留文科大学文学部国文学科教授 野中潤氏/専修大学文学部教授 植村八潮氏/滋賀文教短期大学国文学科 有山裕美子氏等へのインタビューをもとに、電子出版WEBツール「Romancer(ロマンサー)」活用実例をレポートする!
【日本文藝家協会・日本推理作家協会・日本ペンクラブ】読書バリアフリーに関する三団体共同声明
「すべての人に表現を届けるために、そして誰もが自由に表現できるように」
読書バリアフリーに関する三団体共同声明
【日本文藝家協会・日本推理作家協会・日本ペンクラブ】読書バリアフリーに関する三団体共同声明(2024.4.9発出)◆字幕付き◆
50代から始めるデジタル出版(鎌田純子)
自分はデジタルに疎い、若者には叶わない、という50代は社会が興味を持つ抜群のネタを一番多く持っている、まさに隠れた著者! その50代に向けてデジタル出版の背景、意義、ツールの使い方までを紹介。
アクセシブルブック はじめのいっぽ(宮田和樹、馬場千枝、萬谷ひとみ)
2023年7月19日、第169回芥川賞が市川沙央『ハンチバック』に決定。市川氏が受賞コメントで言及したことで、一気に「読書バリアフリー」の認知が広まりました。「読書バリアフリー」の下、注目のアクセシブルブックの種類や電子書籍の可能性を詳しく解説。目が見えない、視力が弱い、活字を読むのが苦手、こんな人たちはどんな本が読めるの? 誰もが「自分事」として考えるための取材レポート