ボイジャーの電子出版支援サービスを
工学院大学附属中・高の授業が活用
創作課題を電子で共有・公開
株式会社ボイジャー(本社:東京都渋谷区神宮前、代表取締役:鎌田純子、以下ボイジャー)は、学校の授業として電子書籍の作成、共有、公開を取り入れるためのサービスを開発し、工学院大学附属中学校・高等学校(校長:平方邦行)に「Romancer(ロマンサー)クラスルーム」として提供いたしました。
学校で電子書籍を作り、共有することを学ぶ意味とは何か? 今や誰もがスマートフォンを持ち、Webやアプリで交流することが日常となっています。ネットを通じて一瞬で広がり、溢れかえる情報発信への対処を学ばずに生きていくことはできません。本を作る工程には、情報をまとめ、吟味し、人に見てもらう一連が含まれています。教育の一つとして、デジタルプラットフォーム上で情報の書き手となること、自らの発した情報を共有し影響を知る体験を持つことは必須となるでしょう。
工学院大学附属中学校・高等学校は2016年度よりボイジャーと協力して電子書籍の制作を授業に取り入れてきました。*1 その中で、学校での活用には「作品の共有」と「学校内での公開」が重要であることが明確になりました。その要望を反映し、本サービスには学校向けとして以下の機能が備わっています。
- □ クラスを単位としたグループ内で作品を共有する機能
- □ 生徒同士や、生徒と先生の間など、限られた相手に限定して読ませる機能
- □ 生徒と先生の間でメモを共有することにより創作指導を円滑にする機能
- □ 学内関係者のみ見られるサイト(学内ライブラリ)機能
同校では2019年度二学期の「デザイン思考」の授業から活用を開始し、生徒は思い思いの作品を完成させて学内サイトでの公開を実現しました。現在中学2年生、3年生が授業で電子書籍を作成しています。今後さらに英文創作の授業等、授業での活用範囲を広げていく予定です。
今後ボイジャーではRomancerクラスルームを基準に、電子書籍をグループで作成、共有するサービスを、中学・高校だけでなく大学の授業・ゼミなど電子書籍の共有が有効な分野で広く利用していただけるよう展開してまいります。
*1:参考記事「13歳、タブレットで出版初体験」 https://romancer.voyager.co.jp/170120_special-class